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プレゼントエピソードのご紹介

無知の怖さ…お世話になっている先輩へのプレゼント失敗談

会社でいつも可愛がってもらっている年上の先輩が、もうすぐ誕生日を迎えるということで、ここは日ごろの感謝の気持ちを込めてプレゼントをお渡ししようと考えました。コスメが大好きな先輩は、いつも美容に関する雑誌を呼んでおり、会社のトイレでも新作のコスメを使っていると嬉しそうに話してくれていました。せっかくなら先輩の好きなコスメ関係のものをプレゼントしようと考え付きました。いつもメイクが素敵で、キラキラしていて優しい先輩は、私にとってあこがれの存在でした。いつも頼りっぱなしの関係だったので、今度は私が先輩を喜ばせたいと張り切ってデパートへと足を運びました。

目次

【コスメの知識が疎かった私】

コスメを送ろうと思った私でしたが、実は美容関係の知識にはめっぽう弱く、元々あまり関心がありませんでした。どんなブランドがいいのか、最新のトレンドは何かなんてさっぱり分からず、ずらっと軒を連ねるコスメカウンターを前に立ち尽くす始末。着飾ることもなくいつも通りの地味な格好で来てしまったので、完全にそこの空間から自分だけが浮いていました。デパートは色とりどりのコスメであふれかえっており、だんだんと頭が混乱してきました。どれを選んでいいのか良く分からず、なんだかもう早く帰りたいなんて思い始めてしまい、やけになってとりあえず近くに合った店舗で一番人気の商品を購入しました。カラー展開がいくつかあったので、先輩の好きな色のコスメを選びました。また、誕生日用に可愛くラッピングもしてもらうことができました。値段も決して安くはなく、ものの質は確かそうだったので、とりあえず渡すものが見つかって良かったと一安心して家路につきました。

【いよいよ迎えた先輩の誕生日当日】

いよいよ先輩の誕生日が近付き、こっそりと先輩のロッカーにプレゼントを忍ばせました。自分の選んだものに自信がたっぷりあったわけではありませんでしたが、喜んでくれたらいいなとわくわくした気持ちでいっぱいでした。仕事終わる頃、先輩が私のところに駆け寄ってきて、とても嬉しそうに、そして驚いた様子でプレゼントのお礼をしてくれました。さすが私の後輩と言ってもらうことができ、プレゼントを渡して良かったとほっと胸をなでおろしました。中身は是非お家に帰ってからゆっくり見てくださいと伝えました。

【専門外のプレゼントは要注意!】

翌日先輩と顔を合わせると、なんだか顔が曇った様子で、どことなく気まずい空気が漂っていました。挨拶も社交辞令のようになんだか仰々しかったです。「あれ…?いつもと様子が違うな。もしかして、私が渡したプレゼントに何かまずいことでもあったのかな…」とうすうす感じつつも、本人にはとてもじゃないですが聞くことはできませんでした。なんだか不安になり、その日は先輩のことで頭がいっぱいになってしまいました。帰宅後に自分の渡したプレゼントについて調べてみると、不吉な予感は見事に的中。なんと私が渡したコスメは、5、60代から始めるシニア向けの化粧品ブランドだったのです…。先輩はまだ30代。とても失礼なことをしてしまい、次の日全力で謝りました。先輩は気にしてないから大丈夫だよと言ってくれましたが、なんとなく気まずい空気は払拭することができず、そのままお互い異動になり、もうほとんど会うことはなくなってしまいました。きっと先輩もせっかくもらったものに対して邪険な反応はできないと思っていたのだと思います。自分の知らない分野で、相手が詳しい場合のプレゼントは避けた方がいいのだと身をもって痛感しました。一生悔いが残るプレゼントの思い出です。